Happy Recycleシステムの大きな特徴は、廃棄物の種類ごとに日々計量をしていることです。廃棄の実態を知ることにより、無駄を知り、ゴミを減らしたり、リサイクルしようとする気持ちが生まれます。

 日々の計量データはお取引先様へ報告をしていますが、お店を使う一般の人々にもどれだけのゴミが日々廃棄され、それがどれだけリサイクルされているか、またリサイクルすることで何がどう変わっているのかをわかりやすくお知らせしたく、Happy Recycle Bankというかたちで掲示しています。

  「リサイクルをしています」と言われても、リサイクルの先まで―どのように加工され、何に生まれ変わり、それが環境にどれだけ好影響をもたらしているのか−は、私たちにはなかなか分かりません。複雑な流通経路をたどっていたり、さまざまなものに生まれ変わったりと、確かに一概に言えないことも多いのですが、大まかな状況をもっと理解しやすく情報を公開することも大事ではないかと考えています。

 このHappy Recycle Bankは、「生まれ変わったもの」「節約されたもの」を貯金になぞらえて表しています。これらの値は、実際にHRシステムで回収した量をもとに、各資源のリサイクル協会などが公表している数式、数値から算出した理論上のものであります。リサイクルに興味を持ってもらうため、大体のイメージをつかむことができるように、リサイクルの実績を単純化して表現してみました。

 

 これらのゴミがただ燃やされたり、ただ埋められたりしていたら、地球はたいへんなことになってしまうでしょう。ありがたいことにアルミ缶、スチール缶、ガラス、古紙などは、昔からリサイクルの仕組みが構築されており、私たちの消費活動を支えてきたのです。PETボトルも原料高が追い風となって、リサイクルも軌道に乗るようになり、どの資源についてもリサイクル率は総じて上昇しています。

 

 私たちはすべてのゴミがリサイクルされるべきだとは考えていません。リサイクルするためにより多くのエネルギーを使うというような、本末転倒な取り組みは避けるべきでしょう。環境問題はバランスが大事なのです。そのためには、まずは実態をつかむことが重要です。この表は、「これだけリサイクルされている!」と喜ぶことよりも、私たちが営む暮らしを支えるモノはこれだけ多くの資源やエネルギーによって立っている、そういう視点で見つめたほうがいいのかもしれません。